ラクトフェリンという言葉は聞いたことがあるけれど、クロムラクトフェリンって何?…と不思議に思う人もいると思います。
クロムラクトフェリンとは最近注目されてきている成分の一つで、糖尿病の予防に効果があるとして期待されているんです。 クロムラクトフェリンは別名でクロムフェリンとも呼ばれています。 ここではクロムラクトフェリン(クロムフェリン)について詳しく見ていきましょう。
クロムって何?
クロムラクトフェリンとは、ラクトフェリンとクロムを結合させたもののことです。 ラクトフェリンは、ほ乳類の母乳などに含まれているタンパク質の一種です。抵抗力や免疫力を向上する効果があります。 一方クロムは金属の元素のことで、3価クロムと6価クロムの2つの種類があります。
6価クロムは非常に毒性が高く、新聞などのニュースで土壌汚染の問題などを耳にしたことがある人もいると思います。 じゃあクロムって人体に有害な物質なのか…と不安に思ってしまいますよね。
もう一つの種類の3価クロムの方は、実は私たちの体にとても必要な成分なんです。 血液中のブドウ糖を吸収するために必要なインスリンの分泌を促してくれる働きがあります。そして、血糖値を正常に保つ働きもしてくれます。 糖尿病の予防と改善にとても効果があるとされるのは、これらの働きがあるからなのです。
クロムラクトフェリンと糖尿病
ラクトフェリンとクロムを結合させたものが、クロムラクトフェリン(クロムフェリン)だということは先ほど述べましたね。 どうしてこの二つを結合させているのでしょう?
実はクロムとは、それだけではとても吸収されにくい物質なのです。 そのため、吸収されやすいタンパク質のラクトフェリンと結合させることによって、クロムをより体に取り込みやすくしたわけです。 糖尿病の予防や改善という目的でクロムラクトフェリンを摂取する人がとても増えてきています。