ラクトフェリンについて知る

便秘になる理由

便秘というと病気なのか思う人がいるかもしれませんが、便秘の症状は医学上は病気ではありません。 本来なら排泄するべき便が出ない状態が便秘ですが、現実的には腸が動いているなら便が体に停滞してしまう事はまずありません。

似たような言葉として宿便があります。 基本的には便秘も宿便も同じ言葉と考えた方が良いです。 便秘を防ぐには、間食や寝る直前の食事を避け、健康的な生活を送ることが大切です。

腸の健康を保つには善玉菌が必須ですが、ヨーグルトなどの乳製品を摂取すると善玉菌を増やすのに効果的です。 学生の方は、定期的に運動をしていると思いますが、社会人になるとまったく運動をしない方が多いです。 そのため、体力が低下してしまい、便を排泄する筋力が衰えてしまいます。 体を鍛えることは、排泄能力を高める事にも繋がります。

ラクトフェリンって何?

ヨーロッパの研究者によって見つけ出された、動物の乳に含まれている成分の一つがラクトフェリンです。 ラクトフェリンは、熱に大変弱いという特性を持っている為、少しでも過熱をしてしまうと、分解されて他の物質になってしまいます。 人が赤ちゃんの頃に飲んでいた母乳や牛の乳にも入っているものなので、安全に摂取できます。 ラクトフェリンには次にあげるような様々な効果があります。

  • 内蔵に脂肪がついている人の脂肪を燃やすしてダイエット
  • 乳酸菌などの腸の働きを助ける善玉菌を増やす
  • 悪玉菌である大腸菌などを減らす
  • 感染症による病気を防ぐための免疫力のアップ
  • 精神的なイライラを防ぎ、安心感を保つ作用
  • 細菌感染による病気を防ぐ働き
  • 血液中の鉄分不足による貧血の予防
  • 肥満細胞で生成されるヒスタミンの発生を防ぎ、アレルギーを防ぐ
  • 粘膜の乾燥を防ぐ効果により、眼や口の渇きを防ぐ

ラクトフェリンで体重を減らす

学生時代は、授業の中でスポーツをするので、体に脂肪は貯まりにくいです。 ですが、年を重ねると段々と運動する機会が減ってしまい太ってきます。 それを防止するには、毎日散歩などの軽い運動と一緒にラクトフェリンを飲むと良いです。 ラクトフェリンには体脂肪を減らす働きがあります。

特に、女性はスリムになりたいという願望があるので、体重を気にする方が多いです。 でも、運動音痴で体を動かすのは苦手と言う方も多々見られます。 その様な人は、体脂肪を燃やす働きのあるラクトフェリンを定常的に摂取すると良いです。

森永乳業、その他の食品会社でラクトフェリンは健康食品として市販されています。 一般的には、小さな形状の錠剤なので、少量であれば所持しやすく、出先や会社でも飲むことができます。 口の部分をジッパーで止める小さなビニール袋を用意して、そてに入れて持ち歩くと良いでしょう。

便が出にくい時

便がなかなか出なくてお腹が張っている人は、便秘の原因を突き止めて改善する必要があります。 慢性的な便秘に悩んでいる方は、腸の働きが悪くなっている可能性があります。 ラクトフェリンは腸の働きを良くする善玉菌を増加させ、腸の働きを悪くする悪玉菌を減らす作用があります。

ラクトフェリンを定常的に取ることで、お腹の環境を良くすることができます。 便秘が治れば、お腹の張りも改善されます。 毎朝、トイレで出てくれれば、その日は気分爽快で過ごすことができます。

2種類ある

実はラクトフェリンには、2つの種類があります。 それは、「ヒトラクトフェリン」と「牛ラクトフェリン」と呼ばれるものです。 健康サプリとして売られているものは牛ラクトフェリンから作られます。 人が飲用すると小腸でアミノ酸に分解された上で、吸収をされます。 このアミノ酸が体に取り込まれることで、健康を保つための様々な効果を発揮します。

ラクトフェリンは、大手の食品を扱う会社ではライオン(株)と森永乳業(株)の商品があります。 この2つの会社の商品には大きな違いがあります。 それは、ライオンのサプリは胃液の酸で分解されないで小腸まで到達するのに対して、森永乳業のサプリは胃でラクトフェリンが分解をされてしまうということです。

どちらの健康サプリが良いかは判断の難しい所です。 実際に、両方を購入してみて、飲み比べして、どちらを摂取した方が体調が良好であったかで判断すると良いでしょう。 体質にもよるので、一方的にどれが良いとは言えません。